そぞろごと

退嬰老人日記

最近買ったもの

いつのまにか六月も終りだよ。

連休明けからけっこういろいろあった。日記に書いておいてもよかったようなことが。ところが、そういった習慣がもうまったくなくなってしまってる。日々はただむなしく過ぎゆくのみ。

さて、この五月に眼鏡を買った。そんなこと、もちろんどうってことはない。ただ、これが30年ぶりの眼鏡だということになると、個人的にはちょっとした事件なのである。

30年ぶりの眼鏡で驚いたのは、これをかけると空間から直線というものが消えてなくなること。極端にいえば、魚眼レンズで世界を眺めているような感じなんだよね。それと、ものがとっても小さく、小さくみえる。眼鏡をかけて外を出歩くと、まわりが小さくみえるもんで、なんだか自分が大きくなったような気がする。小人の国にきたガリバーみたいなものだ。

というわけで、2019年5月11日は私には眼鏡記念日ということになった。

もうひとつ書いておきたいのは、5月21日に三葉虫の化石を買ったこと。これは海外のオークションを見ていて、ふとした気まぐれで入札したのだが、だれも高値更新しなかったので、結果的に私が落札することになった。

この品は、ブッシュ・コレクションの放出品とのことだが、どう見ても真正の標本ではない。コンポジットかどうかも怪しい。ほぼ完全なフェイクとみるのが妥当だろう。

ただ、フェイクにしてもなかなかの出来なので、損をした気にはならなかった。オブジェとして、つまらない本物などは寄せ付けないだけの貫禄がある。この三葉虫は一般にはブルメ……とか、スカブ……とか呼ばれているが、私にはそれよりエルヴィスという名称がしっくりくる。なんでこの幻の巨大種がエルヴィスと呼ばれているかといえば、おそらくロック歌手のエルヴィス・プレスリーと無関係ではあるまい。歌手のエルヴィスが Rock(音楽)の王者だとすれば、三葉虫のエルヴィスは Rock(岩石)の王者というわけだろう。